「保育士を辞めて、家で働けるようになったら、どんなにラクだろう」
私が3年動けなかった時期、週末に求人サイトを開いては閉じる合間に、何度も検索したのが「保育士 在宅ワーク」というキーワードでした。
こんにちは、元保育士のれいです。
結論から書くと、私は保育士を辞めたあとに在宅ワーク(ブログ運営・Webライティング)を始めて、今は家で仕事をしています。
収入は、正直まだ保育士の頃には届いていません。
でも、朝6時に起きて保育準備をして、夜10時に画用紙を切る生活には、もう戻りません。
この記事では、「保育士を辞めて在宅ワークに移った私が、実際にどんな仕事をして、どれくらい稼いで、何が一番大変だったか」を、できる限り正直に書きます。
「在宅ワークって本当に食べていけるの?」「保育士の経験は活きるの?」と気になっている方に、判断材料を渡せたらと思っています。
※この記事はアフィリエイト広告を含みます。
先に:在宅ワークは「すぐ食べていける道」ではありません
正直なところを最初に書きます。
在宅ワークは、辞めた翌月から保育士の月給並みに稼げる仕事ではありません。
私自身、初月の収入は3,000円くらいでした。半年でやっと月3万円、1年で月8万円ほどです。
「家で稼ぐ=楽して稼ぐ」というイメージが先行していますが、現実は地味で、立ち上げ期は忙しい時期もあります。
それでも在宅ワークを選んだ理由は、後で書きますが、「自分のペースで働ける」「人間関係のストレスがない」「子どもや家族との時間が取れる」という、お金以外の価値が大きかったからです。
もし「すぐに保育士並みの収入がほしい」のであれば、保育士の転職活動の始め方を読んで、別の保育園や認定こども園・企業内保育所への転職を先に検討する方が、現実的かもしれません。
在宅ワークは「すぐの解決策」ではなく、「3〜6ヶ月かけて育てる選択肢」だと思って読んでもらえたらと思います。
私が辞めた直後にやったこと(リアルなタイムライン)
退職後、最初の3ヶ月で私が実際にやったことを正直に書きます。
1ヶ月目:とにかく休んだ
これは仕事を始めなかったので、本当は何もしていない月です。
ただ、3年悩んで退職した直後、心も体もボロボロでした。
朝起きてもしばらく動けない日が続いて、「このまま一生何もできないんじゃないか」と不安になることもありました。
でも、振り返ると、この「何もしない1ヶ月」は本当に必要な時間でした。
保育士時代の休みのなさで、自分が思っている以上に削れていたみたいです。
2ヶ月目:クラウドソーシングに登録
少しずつ動けるようになって、まず登録したのがクラウドワークスとランサーズ。
保育士時代に書いていた「連絡帳」「指導計画書」が、文章作成の経験として活きるかもしれない、と思ったのが理由です。
初月に応募したのは10件くらい。
そのうち採用されたのは2件。
1記事1,000円のWebライティングと、3,000円のブログ記事執筆でした。
3ヶ月目:自分のブログを開設
クラウドソーシングで「文章を書く感覚」をつかんで、3ヶ月目に自分のブログを開設しました。
これが今読んでもらっているこのブログです。
WordPressを自分で立ち上げて、ドメインを取って、最初の記事を公開したのが3ヶ月目の終わり。
半年後にやっと月3万円のアフィリエイト収入が入るようになって、1年後で月8万円。
今は少しずつ伸びている段階です。
保育士経験が活きる在宅ワーク5選
「保育士の経験なんて、家で働く仕事には何の役にも立たないだろう」と思っていた時期もありました。
でも実際にやってみると、保育士のスキルは想像以上に活きる場面が多いです。
自分が試したり、見聞きしてきたものを、正直に5つだけ紹介します。
① 育児・保育系のWebライティング
クラウドワークスやランサーズで、育児系・保育系の記事を書く仕事です。
保育士の現場経験がそのまま「専門性」として評価されるので、未経験ライターよりも単価が上がりやすいジャンルです。
初心者:1文字0.5〜1円(月5,000〜10,000円)
半年経験:1文字1.5〜3円(月3〜5万円)
専門特化:1文字3〜5円(月10万円以上も可)
私が一番最初にお金になったのも、この育児系ライティングでした。
連絡帳に毎日「○○ちゃん、今日は給食のにんじんを完食できました」と書いていた感覚が、実は文章を書く訓練になっていたんだと、辞めてから気づきました。
② ブログ運営(時間がかかるが資産になる)
これは私が今やっている仕事です。
育児・保育・転職などのジャンルで自分のブログを運営して、Googleアドセンスやアフィリエイトで収益を得ます。
立ち上げ初期:月0〜3,000円(半年くらい)
1年後:月1〜5万円
2年後以降:月10万円〜青天井
正直、軌道に乗るまで時間がかかります。
半年は月数千円ということも普通です。
ただ、一度記事が育つと「寝ている間にも収益が入る」感覚があって、これは保育士時代には絶対に味わえなかった体感でした。
③ オンライン家庭教師・ベビーシッター(マッチング型)
キッズライン、シッターズなどのプラットフォームで、保育士資格を活かして単発のシッター・家庭教師を引き受ける働き方です。
完全な在宅ではないですが、「子どもと関わる仕事は好き、でも園の人間関係はもう無理」という方には合います。
時給2,000〜3,500円
週2〜3件で月3〜5万円
私の元同期にも、保育士を辞めたあとシッターだけで生活している人がいます。
「1対1で子どもとじっくり向き合えるのが楽しい」と話していました。
④ オンライン講座・教材販売
保育士向けの教材や、現役保育士向けの「壁面アイデア集」「指導計画テンプレ」などをオンラインで販売する働き方。
note、Brain、Tipsなどのプラットフォームで個人販売できます。
1教材1,000〜5,000円
当たれば月10万円以上も可能
これは在庫を持たないので、初期投資ゼロで始められるのが魅力です。
「保育士時代に作ったあの製作テンプレ、誰かの役に立つかも」と思える方は、向いている仕事です。
⑤ SNS運用代行
保育園・幼稚園・育児系企業のInstagramやXの運用を、在宅で代行する仕事です。
保育士の現場感覚があるので、「子どもの写真の選び方」「保護者に伝わる言葉遣い」など、業界外の人より一歩深い投稿が作れます。
1アカウント月3〜10万円
2〜3アカウント受注できれば月10〜20万円
SNSが好きな方、文章が短くまとめられる方には合っています。
私自身は文章長くなりがちなのでこのジャンルは苦手なのですが、知り合いで月20万円稼いでいる元保育士もいます。
保育士から在宅ワークに移って、何が一番変わったか
収入の話を先にすると、正直、保育士時代より少し下がりました。
それでも在宅ワークを選んでよかったと思える理由を、3つだけ挙げます。
① 朝6時に起きなくてよくなった
保育士時代、私は片道1時間の通勤で、朝6時に起きて、夜の10時に帰宅、それから連絡帳の確認や明日の準備、という毎日でした。
在宅ワークになって、まず「通勤時間ゼロ」になったのが本当に大きかった。
朝、自分のペースで起きて、コーヒーを淹れて、メールチェックから1日が始まる。
これだけで、人生の質が変わったと感じています。
② 人間関係のストレスがゼロになった
これも大きかったです。
保育士時代、一番消耗していたのは仕事量より、職場の人間関係でした。
先輩の機嫌を察して動いたり、保護者対応で気を張り続けたり。
在宅ワークは基本的に1人でやるので、対人ストレスがほぼゼロになります。
もちろんクライアントとのやり取りはありますが、文字ベースなので、自分のペースで返信できます。
顔色を読みながら立ち回る、という疲労がない。
これは在宅に移って、初めて気づいた解放感でした。
③ 「自分の時間」が戻ってきた
保育士時代は、休みの日も「明日の準備」が頭から離れませんでした。
在宅ワークは、自分で仕事量をコントロールできるので、「今週は少なめにしよう」と決めれば、本当に休めます。
読書をしたり、散歩に出たり、家族と話したり——3年間の私が一番欲しかった時間が、今、ちゃんと戻ってきています。
正直に言うと、こんな大変さもあります
いいことばかり書くと嘘になるので、在宅ワークの「しんどさ」も正直に書きます。
① 収入が安定しない時期がある
会社員と違って、月によって収入が大きく変動します。
特に立ち上げの最初の半年は「これで本当に生活していけるんだろうか」と何度も不安になりました。
最低3〜6ヶ月分の生活費は、辞める前に貯めておくのが安全です。
② 自己管理が難しい
誰も「○時までに来てください」と言ってくれないので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。
私は最初、平日の昼間にダラダラしてしまって、夜に焦って作業する、を繰り返していました。
今はある程度ルーティンが固まりましたが、ここに慣れるのに3ヶ月くらいかかった気がします。
③ 孤独を感じる時間がある
1日誰とも話さない日がたまにあります。
保育士時代の「子どもや同僚と毎日関わる」感覚と、まったく逆の世界です。
意識的に外に出たり、SNSで同業者と交流したりしないと、気持ちが沈んでくる時期がありました。
「辞めずに在宅ワークを始める」も選択肢のひとつ
ここまで「保育士を辞めてから在宅ワーク」という前提で書いてきましたが、もう一つの選択肢として「在職中から副業として始める」があります。
むしろこちらの方が安全で、私が当時の自分に戻れるなら、退職前に1年くらい副業として在宅ワークの土台を作っておいたと思います。
辞めたあと「収入ゼロ」からのスタートではなく、「月3万円の副業収入がある状態で辞める」方が、精神的にも経済的にも余裕があります。
在職中の副業については、保育士におすすめの副業5選と保育士・看護師・介護士が副業で月5万円稼ぐ方法でも詳しく書いています。
就業規則の確認は必須なので、そこだけは先に済ませてください。
よくある質問
Q. 在宅ワークだけで生活できますか?
A. 始めて1〜2年くらい育てれば、月10〜20万円は現実的に届きます。ただ、立ち上げ期の3〜6ヶ月は月数千円〜数万円なので、貯金のあるうちに始めるのが安全です。
Q. パソコンスキルが全然ありません。大丈夫ですか?
A. 私もWord・Excelの基本操作くらいしかできない状態で始めました。ブログ運営にしても、最近は無料のテンプレが充実していて、専門知識ゼロでも形になります。「やりながら覚える」で十分です。
Q. 保育士に戻りたくなったら戻れますか?
A. 戻れます。保育士は慢性的な人手不足で、ブランクがあっても歓迎されることが多いです。「在宅ワークが合わなかったから保育士に戻る」も、立派な選択肢のひとつです。
Q. どれくらいの貯金があれば辞めて大丈夫ですか?
A. 最低でも生活費6ヶ月分、できれば1年分が安心です。私は1年分くらいで辞めて、結果的に半分くらいで持ちこたえられましたが、人によって生活費は違うので、自分の数字で計算してみてください。
最後に|「家で働ける」は思った以上に人生を軽くする
保育士を続けるか、辞めるか、別の働き方を選ぶか。
これは本当に、その人の状況と気持ちで決めるしかないです。
ただ、私自身が「家で自分のペースで働く」を選んでみて感じたのは、収入の数字以上に、「毎日が穏やかになる」効果が大きかったということ。
朝、誰かのために起きるんじゃなくて、自分のために起きる。
夜、明日の準備に追われずに、自分の時間で眠れる。
これが当たり前になっただけで、3年悩んでいた時期の私が一番欲しかったものは、ちゃんと手に入りました。
もし今、「保育士を辞めて在宅で働きたい」と感じているなら、まずは小さく始めてみるのをおすすめします。
退職前に副業として月1万円作るところから。
その1万円が積み重なった先に、辞めたあとの安心が待っています。
動かない週末も、ちゃんと「自分のための時間」です。
今日は調べる気力がない、というときは、ブラウザを閉じてしまって大丈夫です。
気持ちが少し戻ってきたタイミングで、また読みに来てもらえたらと思います。
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