保育園看護師ってどう?40代の私が転職してわかった「全部」|給料・人間関係・後悔も正直に

保育園看護師

「夜勤がきつくて、保育園看護師ってどうなんだろう」
「実際、給料はどれくらい?」
「40代未経験でも採用される?」

保育園看護師に興味はあるけど、実態がよくわからない——そんな看護師さんに、私の体験を全部お話しします。

こんにちは。総合病院から訪問看護、最終的に保育園の看護師に落ち着いた、あかりです。

保育園看護師って、ネットで調べても「楽そう」「給料安い」「実は大変」みたいな極端な情報が多くて、本当のところがわかりにくいですよね。
私自身、転職する前は「子ども相手だから楽でしょ」と勝手に思っていました。実際に働いてみたら、ぜんぜん違いました

この記事では、40代で保育園看護師になった私の体験を、いいところも後悔したことも、全部正直に書きます。
転職を急かすつもりはありません。「自分に合うかどうか」を判断する材料として読んでもらえたら嬉しいです。

この記事を書いている人

40代後半、看護師歴24年。総合病院の急性期病棟で長く勤務した後、訪問看護を経て、今は保育園で子どもたちと向き合う毎日です。
3つの職場を渡り歩いたからこそ見えた、保育園看護師のリアルを書きます。

私が40代で保育園看護師を選んだ理由

最初に、なぜ私が保育園を選んだのか。正直に書きます。

理由①|夜勤を続けられる体力が、もうなかった
40代に入って、夜勤明けの回復が本当に追いつかなくなりました。3日経っても疲れが抜けない。これはもう、根性論ではどうにもならないと悟りました。

理由②|訪問看護で「一人で抱える責任」に限界を感じた
病棟を離れて訪問看護に転職したものの、利用者さんの状態判断を1人で背負う重さに、心がすり減っていきました。「もっと、心がほっとする場所はないか」と探した先が保育園でした。

理由③|「子どもの成長を見られる仕事」に憧れていた
急性期病棟は、患者さんとの別れが多い場所です。
反対に保育園は、子どもたちが日に日に大きくなっていく場所。「もう少し、命の始まりに近い場所で働きたい」と思うようになっていました。

保育園看護師の1日|実際の仕事内容

「保育園看護師って、何やってるの?」とよく聞かれます。私の今の1日を、ざっくりお伝えします。

  • 8:00 出勤・保健室の準備・登園時の健康観察
  • 9:00 各クラスを回って体調チェック・与薬準備
  • 10:00 ケガや体調不良への対応・職員からの相談対応
  • 11:30 0歳児クラスで離乳食の介助(咀嚼の状態を見ながら)/食事の配慮が必要な子の補助・誤食防止チェック
  • 12:30 お昼休憩(子どもたちのお昼寝中)
  • 13:30 午後の保健業務・記録
  • 14:30 保健だよりの作成・行政書類の整理
  • 16:00 降園時の保護者対応・引き継ぎ
  • 17:00 退勤

ポイント

  • 与薬・エピペン管理は園による:薬は基本預からない園もあれば、慢性疾患の薬やエピペンを預かる園もあります。アレルギー児が多い園ほど、医療行為的な責任は重くなります
  • 保育補助に入ることも多い:人手が足りない時間帯は、抱っこやおむつ替え、外遊びの見守りなど、看護以外の業務にも入ります
  • 0歳児の食事介助・食事の配慮が必要な子の補助:0歳児クラスでは離乳食を食べさせながら、咀嚼の状態や飲み込みの様子を観察することもあります。また、食物アレルギーがある子の誤食防止チェックや、ミルクの調乳など、命に関わる食事の場面に看護師が関わります
  • 残業はほぼゼロ。土日祝休み

リアルな給料・労働時間

正直なところからお伝えします。

月収:22〜28万円(私の場合は24万円)
年収:350〜420万円
ボーナス:園によってバラバラ(公立は手厚い、私立は薄め)
残業:月平均5時間以下
休日:完全週休二日制+祝日

病棟時代との比較

  • 月収で約8万円ダウン
  • 年収で100万円近く下がりました

これは正直、覚悟が必要です。
ただ、私の場合は「健康と引き換えにする働き方をやめたかった」ので、納得しています。

病棟との「決定的な違い」5つ

①「採血・点滴」のスキルは落ちるが、別の専門性が必要になる

採血や点滴をする日はほぼありません。ただし、保育園看護師には別の専門性が求められます

  • 慢性疾患児の与薬管理(てんかん・喘息・糖尿病など。預かるかどうかは園による)
  • 食物アレルギー児の誤食防止(チェック体制の運用、エピペン使用判断)
  • 0歳児の離乳食介助と発達観察(咀嚼の状態・飲み込みの様子を見る/予防接種スケジュールの管理)
  • 食事の配慮が必要な子への対応(食物アレルギー・嚥下が苦手な子・経管栄養児など、園によって対応の幅は変わります)
  • 感染症の初期対応(発熱・嘔吐の見極めと保護者連絡)

「病棟スキル」とは違う、「予防」「観察」「保健」の専門性が育つ場所です。

②保育士さんとの連携が業務の9割

子どもたちと直接関わる時間より、保育士さんと連携する時間の方が長いです。コミュニケーション力が求められます。

③1人職種=相談できる看護師がいない

園内の看護師は基本「自分1人」。判断に迷っても、その場で相談できる同職種がいません。孤独に強くないとしんどいです

④保護者対応がある

体調不良の連絡やアレルギー対応で、保護者と直接やり取りすることがあります。クレーム対応も発生します。

⑤「保健」という幅広い役割を担う

ケガ対応・感染症対策・アレルギー管理・職員の健康相談・行政書類の作成まで、業務範囲が広いです。

40代の私が感じる「後悔したこと」も正直に

良いことばかり書いても信用されないと思うので、後悔ポイントも書きます。

後悔①|給料の下げ幅を、もう少し交渉すればよかった
転職時、提示された月給をそのまま受けてしまいました。後で同期に聞いたら、もう少し交渉できたケースもあったようです。

後悔②|「医療行為がない」ことに正直、寂しさを感じる瞬間がある
病棟時代の自分が今の自分を見たら、「物足りない」と言うかもしれません。看護師としてのアイデンティティが揺らぐことが、たまにあります。

後悔③|行事の手伝いが意外と多い
運動会・発表会などの行事で、駆り出されることがあります。「子どもが好きじゃない人」には正直つらい部分です。

後悔④|「保育補助に入ること」をもっと事前に確認しておけばよかった
求人票には「看護業務」としか書かれていなかったので、入職してから「え、抱っこもおむつ替えもするの?」と驚きました。
体力的にきついわけではないけれど、看護業務だけだと思って入ると違和感があります。事前に「保育補助はどれくらいありますか?」と必ず確認してください。

こんな看護師さんに向いている/向いていない

向いている人

  • 子どもが好き/嫌いじゃない
  • 穏やかな環境で長く働きたい
  • 給料より時間・健康を優先したい
  • チームワークより1人で判断するのも嫌じゃない
  • 保健・予防分野に興味がある

向いていない人

  • 看護スキルをバリバリ磨きたい
  • 給料を維持したい
  • 子どもや保護者対応に強いストレスを感じる
  • ルーティンが苦手で変化を求める
  • 1人で判断するのが怖い
  • 食事の配慮が必要な子の介助や、エピペン管理の責任が怖い
  • 抱っこ・おむつ替え・食事介助など保育補助に抵抗がある

保育園看護師に転職する3つのステップ

「ちょっと向いてるかも」と感じた方へ。焦らず、こんな順番で動くのがおすすめです。

ステップ①|保育園看護師の求人だけ眺めてみる

まずは「どんな園が、どんな条件で募集しているか」を見るだけ。
転職サイトに登録だけして求人を眺めるのが手軽です。エージェントから連絡が来ないように設定もできます。

ステップ②|「公立」「私立」「認可」「認可外」の違いを知る

待遇は園のタイプで大きく変わります。
公立は給料・休日◎、私立は園長次第、認可外は条件がバラバラ。事前に違いを理解しておくと、求人が見やすくなります。

ステップ③|気になる園は必ず見学する

書類だけで決めるのは危険です。
園の雰囲気、保育士さんとの関係、保健室の環境——実際に見ないとわからないことがたくさんあります。

私自身、辞めると決めるずっと前から、看護師専門の転職サイトに登録だけして、保育園求人を眺めていました。
「あ、こんな働き方が今の自分にもできるんだ」と知るだけで、肩の力が抜けたのを覚えています。

辞めるかどうかは、それから決めればいいんです。

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まとめ|保育園看護師は「自分に合うかどうか」が全て

保育園看護師は、ラクでもないし、楽園でもありません。
ただ、「夜勤を離れて、子どもの成長を見ながら長く働きたい」という人にとっては、本当に良い選択肢になります。

私自身、給料は下がりましたが、心の余裕は段違い。
40代になって「もう、健康と引き換えに働くのはやめよう」と決めた自分の選択を、後悔していません。

迷っているなら、まず情報を集めるところから始めてみてください。
情報を持つだけで、明日の景色が少し変わります

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